姉妹で相談を受けると、何が違うの?
中小企業診断士と行政書士、二つの視点を重ねるIN ALIGNMENTの支援
こんにちは。スピカ行政書士オフィスの行政書士・矢口佳容です。
「新しい設備を導入したい」
「新しい事業を始めたい」
「今の仕事の進め方を見直したい」
このようなご相談には、経営や事業について考えることと、必要な制度や手続きを確認することの両方が含まれています。
共同ブランド「IN ALIGNMENT(インアライメント)」では、中小企業診断士の姉・ゆきこ(藤田有貴子)と、行政書士の妹・かよ(矢口佳容)が、それぞれの専門的な視点を持ち寄ってお話を伺います。
今回は、姉妹で同じご相談を受けたとき、どのような違いがあるのかを話してみました。

一つのご相談を、姉妹で受け止める
事業者さま:
新しい設備を入れて、事業をもっと良くしたいと考えています。
かよ:
そのお話、姉妹で一緒に整理しますね。
ゆきこ:
まず伺いたいのは、「どんな課題を解決し、事業をどう育てたいですか?」ということね。
設備を導入すること自体が目的ではなく、導入することによって、仕事や事業をどのように変えたいのかを確認したいの。
かよ:
私は、その計画を進めるために必要となる許認可や届出、契約、行政手続きなどを確認するわ。
同じご相談を伺っていても、姉と妹では、最初に見るところが少し違うのよね。
姉は「事業のこれから」を見る
かよ:
ねぇねは、設備の話を聞いたときも、すぐに機種や金額だけを確認するわけではないわね。
ゆきこ:
そうね。
「今、どの仕事に時間がかかっているのか」
「設備を入れると、誰の仕事がどのように変わるのか」
「生まれた時間を、何に使いたいのか」
そのようなことを伺いながら、設備の導入が事業の成長や働きやすさ、お客様や患者さまへの価値につながるのかを考えるの。
かよ:
設備を入れた後まで見ているのね。
ゆきこ:
ええ。
導入した設備を無理なく使い続けられるのか。
投資に見合う効果が期待できるのか。
人員や仕事の流れに合っているのか。
目の前の導入だけではなく、その先の事業の姿まで一緒に考えたいと思っているわ。
妹は「制度と手続き」を見る
ゆきこ:
かよは、相談を聞きながら、必要になりそうな手続きや期限を確認しているわね。
かよ:
そうね。
設備の導入や新しい事業を進める際には、許認可、届出、契約、補助制度など、さまざまな確認事項が出てくることがあるの。
「必要な許認可や手続きはこうなりますね」
「この手続きは、ここまでに進める必要がありますね」
このように、制度上の条件と手続きの順番を整理するのが、行政書士としての私の役割ね。
ゆきこ:
よい事業計画があっても、必要な手続きが間に合わなければ、予定どおりに進められないこともあるものね。
かよ:
反対に、制度上は進められるとしても、それが事業者さまにとって本当に適切な選択とは限らないわ。
だから、制度だけで判断するのではなく、姉が整理する事業面と重ねて考えることが大切なのよね。
二つの視点を重ねると、道筋が見えてくる
ゆきこ:
私は、事業の課題や強み、これから目指したい姿を整理する。
かよ:
私は、その計画に関係する制度や手続き、進める順番を確認する。
ゆきこ:
二つの視点を重ねることで、「やりたいこと」と「実現するための方法」がつながっていくのよね。
かよ:
例えば、設備を導入する場合でも、すぐに計画を進める方法だけではありません。
- 投資の規模を調整する
- 導入する時期を見直す
- 利用できる制度を検討する
- 必要な手続きを先に進める
状況によって、いくつかの選択肢が考えられます。
ゆきこ:
私たちが一つの方法を決めて、「このとおりに進めてください」とお伝えするのではないのよね。
それぞれの方法について、よい点や注意したい点、必要な準備を整理して、事業者さまが比べられる形にしたいと思っているわ。
選び、決めるのは事業者さま
かよ:
選択肢が見えると、「自分たちには、この進め方が合っていそう」と判断しやすくなるわね。
ゆきこ:
そうね。
実際に事業を動かし、その選択を実行していくのは事業者さまだから。
私たちは、事業者さまに代わってすべてを決めるのではなく、納得して選び、進められるように支える立場でありたいと思っているわ。
かよ:
専門家に相談すると、難しい言葉で説明されたり、考えがまとまってからでないと相談できなかったりするのでは、と心配される方もいらっしゃいます。
でも、最初からすべてが決まっている必要はありません。
ゆきこ:
何から整理すればよいか迷っている段階から、一緒に道筋を見つけていきましょう。
姉妹の視点が重なると、次の一歩が見えてくる
IN ALIGNMENTは、中小企業診断士と行政書士が、事業面と制度面の両方からご相談を伺う姉妹の共同ブランドです。
事業者さまの想いや意思決定を大切にしながら、実行に向けた選択肢と道筋を一緒に整えます。
設備の導入や新しい事業について、まだ具体的に決まっていない段階でも大丈夫です。
「どこから考えればよいのか分からない」というところから、お話をお聞かせください。

